駆け出しのスロプー時代に愛した獣王という台について

 

2000年頃の僕はパチプー&スロプーな生活をしておりました。

割合は主にパチンコメインでパチスロは週に一度打つ程度です。

そんなパチンコメインな僕の生活に割り込んできたパチスロ台が「獣王」でした。

 

運命の出会いだったのかもしれません。

当時マイホームにいたほとんどのスロプロは爆裂AT機である獣王を敬遠しておりました。

 

普通、スロプロはボーナス確率激悪、ATにも入りづらいといった運要素満載の台は打ちません。

しかし駆け出しのスロプーである僕は、積極的に打ちました。

彼らとは違う行動を取ったのです。

何故か?雑誌の解析を細かくチェックすると設定2でもフル攻略で食える台だったからです。

実際食えました。

 

どんなにビッグボーナスやレギュラーボーナスが重たかろうが、ATに入りにくかろうが、機械割が高ければOKでした。

そしてマイホールのスロプロ勢がほとんど旨味に気がついていない、つまりライバルがほとんどいないホール状況、とくれば打つしかないでしょう。

獣王が登場する前にはキャッツアイなどのART機はありましたが、AT機は獣王が先駆けであり、目新しいスペックの台を敬遠していたのかもしれません。

 

スロプロが油断している、それすなわち好機です。

人と同じ事をやっていても勝てません。僕はこの隙を突いて獣王を打ちました。

打って打って打ちまくって獣王で毎月25万円から35万円ほど稼がせてもらいました。

 

獣王のドット演出、ビッグ後にハズレを引いた時の興奮度、サバンナチャンス時のBGMとモリモリ増えるコイン、わかりやすい設定6の挙動などなどを、最大限に堪能しつつトータルで勝っておりました。

今思えば非常に幸せな時代でした。

 

しかし、抜け目の無いスロプロが僕の馬鹿勝ちを見逃すはずもなく、少し時間が経つと、他のスロプロ達は獣王の甘さに気が付き、いつしかライバルは増えていきました。

しかしライバルが居ても獣王は甘い台でした。

 

駆け出しのスロプー時代の僕にとって獣王はありがたい台であり、食える台であり、面白い台であり楽しい名機でした。

獣王、あの頃は本当にお世話になりましたと言いたいくらいです。

もうこんな運命の出会いはないかもしれません。

 

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